「ヘッドスパって検索すると『死亡』ってキーワードが出てきたけど…ヘッドスパって実は危険なものなの?」
「ヘッドスパを受けたら頭が痛くなるって聞いたけど、本当?」
「どういう人がヘッドスパを受けちゃいけないの?」
ヘッドスパに興味がある方で、このような悩みを抱えていませんか?
皆さん、こんにちは。
東京都世田谷のヘッドスパ専門店「Head Spa Shop MAYIM」です。
頭皮をクレンジングしたりマッサージをすることで、いろんな効果を得られるヘッドスパ。
しかしどれだけ興味があっても、ヘッドスパの安全性が分からなければ、安心して施術を受けられないですよね。
そこで本記事では、ヘッドスパの危険性について次の内容をご紹介します。
- ヘッドスパを受けてはいけない人の特徴
- ヘッドスパを受けるときの姿勢が原因の病気について
この記事を読むと、ヘッドスパを安全に受けるために準備することができます。
ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
【死亡の危険性あり】ヘッドスパを受けてはいけない人の6つの特徴
次のような人は、ヘッドスパを受けてはいけません。
- 飲酒した人
- 骨粗しょう症、もしくは高齢の人
- 風邪を引いている人
- 手術や怪我をして日が浅い人
- 食事をしたばかりの人
- 妊娠中の人
なぜ上記の特徴を持った人がヘッドスパを受けられないのか、ひとつずつ説明していきましょう。
特徴①:飲酒した人
まず、ヘッドスパ前にお酒を飲んだ人は施術を受けられません。
ヘッドスパには血行促進の効果があるので、お酒が入った状態で施術を受けると酔いが回りやすくなります。
また、血行促進されると血圧は上昇し、さらに大量のお酒も高血圧になりやすいです。
高血圧の状態が続くと脳の血管がダメージを受けて切れやすくなり、最悪脳卒中や心筋梗塞など、命にかかわる病気につながります。
そのため、アルコールが入った状態でのヘッドスパは非常に危険です。
ヘッドスパを受けた後の飲酒も、同様の理由でおすすめできません。
特徴②:骨粗しょう症、もしくは高齢の人
骨粗しょう症の人や高齢者は、骨が弱くなって骨折しやすくなっています。
マッサージの指圧で頭蓋骨に負担がかかりやすくなるので、ヘッドスパの施術は避ける方が適切です。
どうしてもヘッドスパを受けたい場合は、一度医師に相談してから決めましょう。
特徴③:風邪を引いている人
マッサージでリンパを流す際、菌やウイルスが全身へ流れてしまい、風邪の症状が悪化する恐れがあります。
しっかりと体調を整えてから、ヘッドスパを受けに行きましょう。
特徴④:手術やケガをして日が浅い人
手術やケガをして間もない状態でヘッドスパを受けると、傷口が開いたり、傷の回復に影響が出る可能性があります。
必ず完治して、医師の許可をもらってからヘッドスパを受けましょう。
特徴⑤:食事をしたばかりの人
食後は食べ物を消化するために、全身の血液がお腹や腸に集まります。
しかしヘッドスパをすると血液の巡りが良くなり、お腹に集まった血液が分散されて、食べ物が消化されにくくなってしまいます。
消化不良になると腹痛や吐き気を催すので、ヘッドスパを受ける際は食後2〜3時間は空けるようにしてください。
特徴⑥:妊娠中の人
人間の身体にはたくさんのツボがありますが、その中に「肩井(けんせい)」というツボがあります。
肩にあるツボなのですが、強く刺激すると子宮が収縮しやすくなるので、妊娠初期にヘッドスパを受けると流産になってしまう恐れがあります。
妊娠中のヘッドスパはお休みするか、マタニティ向けのマッサージを受けることをおすすめします。
妊娠中のヘッドスパについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ヘッドスパでは美容院脳卒中症候群にも注意!原因や対策法を紹介
ここまで、ヘッドスパを受けられない人の特徴を6つ紹介しました。
しかし紹介した特徴に当てはまらない人でも、ヘッドスパの後にめまいや吐き気などの不調が出るケースがあります。
その場合は「美容院脳卒中症候群」という病気が原因なのかもしれません。
美容院脳卒中症候群とはどういった病気なのか、それを詳しく解説していきます。
美容院脳卒中症候群とは|ヘッドスパの姿勢が原因となった病気
美容院脳卒中症候群とは、ヘッドスパやシャンプーの後に手足の痺れや吐き気などの症状が出る病気のことです。
美容院でヘッドスパやシャンプーをされるとき、仰向けになって顎を突き出すように首を反らしますよね?
その姿勢で首の動脈が圧迫され、血液の流れが悪くなることで様々な不調が現れてしまうんです。
美容院以外の場所でも、似たような姿勢をとると同じように症状が引き起こされます。
- 歯科医院での治療
- 映画館での映画鑑賞
- 美術館での絵画鑑賞
- うつ伏せでの読書やスマホ操作
- オフィスでのパソコン作業
美容院脳卒中症候群の症状|場合によっては脳卒中になることも
美容院脳卒中症候群には、主に次のような症状があります。
- 吐き気
- めまい
- 手足の痺れ
- 頭痛
- 失神
症状の現れ方には個人差があります。
しかし、中には血流が低下したことで血栓ができ、その血栓が血管に詰まって脳卒中を引き起こすケースもあるので、油断は出来ません。
脳卒中になる可能性があることから、美容院脳卒中症候群と呼ばれています。
美容院脳卒中症候群の対策法|血液の流れを良くすることが大切
美容院脳卒中症候群を予防するには、血液の流れを良くすることが大切です。
そのために、次の方法を実践してください。
- ①肩甲骨・首回りをストレッチする
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筋肉が凝り固まっていると、血液の流れが悪くなります。
日頃から首を回したりストレッチして、筋肉が固まるのを予防します。
また、背筋が悪いと首への負担が大きくかかってしまいます。
肩甲骨を寄せるように動かして筋肉を鍛えることも、美容院脳卒中症候群の予防に効果的です。
- ②水分を多く摂る
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水分不足も血行不良の原因のひとつです。
ヘッドスパに行く前にしっかりと水分補給することで、美容院脳卒中症候群を予防できます。
- ③首の負担に配慮している美容院を探す
-
美容院の中には、首への負担を配慮して様々な対策をしている所もあります。
- シャンプー台に柔らかいタオルを敷く
- 首に負担がかからないシャンプー台を使用している
このような美容院でヘッドスパを受ければ、美容院脳卒中症候群の発症リスクを抑えられます。
ヘッドスパを予約する前に「めまいや吐き気とか、美容院脳卒中症候群が怖いんですけど…」と相談すると、美容院側から何かしらの対策を提案してくれます。
美容院脳卒中症候群の対処法|もしヘッドスパ後に体調が悪くなったら?
もしヘッドスパの施術中や終わった後に体調が悪くなったら、すぐに美容師に伝えて休ませてもらいましょう。
美容院脳卒中症候群のほとんどは一過性なので、しばらく休めばすぐに回復します。
もし休んでも回復しなかったり症状が悪化した場合は、神経内科や脳神経外科を受診してください。
MRI検査などが行われ、血流をよくする薬を服用したり、場合によっては血栓を溶かす薬をなどを使って治療していきます。
症状によって異なりますが、治療期間は数週間〜半年ほど続くでしょう。
万が一脳卒中になっていたら一刻を争うので、ヘッドスパを終えて帰宅しても症状が残っていたら、すぐに病院に向かって治療してもらいましょう。
まとめ|ヘッドスパの危険性を無くすために事前にしっかりと準備しよう
それでは最後に、本記事で説明した内容をおさらいしましょう。
- 飲酒した人
-
起こりうる症状:強い酩酊、高血圧
- 骨粗しょう症、もしくは高齢の人
-
起こりうる症状:頭蓋骨の骨折
- 風邪を引いている人
-
起こりうる症状:風邪の悪化
- 食事をしたばかりの人
-
起こりうる症状:消化不良、腹痛、吐き気
- 妊娠中の人
-
起こりうる症状:流産、早産
このようにヘッドスパでは、体調や姿勢などによって様々な症状が現れることがあります。
しかし、施術前にきちんと体調を整えて、お客様への心配りができる美容院を選べば、説明したリスクを格段に減らせるでしょう。
ヘッドスパを予約するときは、ぜひもう一度本記事を読み返して、気持ちよく安心して施術を受けられるように準備をしてくださいね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。